
【シルバーバレーファーム試食会】美味しく食べて健やかなカラダを目指す、新しい「ブルーベリー生活」のススメ
「最近、ちょっとカラダの調子がいまいちかも……。」20代、30代になり肌荒れや免疫力の低下が気になると考える女性も多いのではないでしょうか。
近年の日本では健康志向が高まっており、とくに女性特有の健康課題に関心を持つ方が増えています。
「女性の日常生活に取り入れたい」と最近注目が集まっている食材、それは『ブルーベリー』です。「目に優しい食べ物」というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、実はとても高い栄養価を持つスーパーフード!
PiasoN編集部では、その魅力と可能性にせまるべく、ブルーベリー生産北米最大手「シルバーバレーファーム」主催のプレスセミナーに参加しました。 ブルーベリーが持つ新しい可能性を紐解いていきたいと思います。
ブルーベリーが持つさまざまな可能性とは?


セミナーではまずブルーベリーが持つさまざまな可能性について、シルバーバレーファーム代表取締役社長のレイ・ビリン氏と管理栄養士の清水加奈子(しみず・かなこ)先生からお話を伺いました。
北米の最新研究によると、ブルーベリーに含まれる「フラボノイド」という成分が認知症リスクを下げる作用がある可能性や、成人だけではなく乳幼児が摂取することで腸内環境の改善・免疫力向上・アレルギー病状改善作用が見込まれると実証されています。
また、アンチエイジングや腸活中の女性に嬉しい作用もあるのがブルーベリーの魅力!
・ビタミンE
・ビタミンⅭ
・食物繊維
・ポリフェノール類(アントシアニン、β-カロテン)
といった栄養素が他の果物より多く含まれるにも関わらず、100gあたり48kcalと低カロリー。
※カロリーは生ブルーベリーの場合

ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用が強いので老化予防や免疫向上が期待できると言われております。また、食物繊維は腸内フローラを改善し、腸活をサポートする大切な役割を果たしています。
まさに、身体の調子を内側から整える「スーパーフード」なのです。
ブルーベリーを用いた3つのメニューを試食!

様々な作用があるブルーベリーですが、「ジャムやケーキのトッピングに使う以外、出番がないのでは……?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
イベントでは、清水先生が考案した「普段の食事で使えるブルーベリー料理」を試食しました。

メニューは3種類!
・肉巻きブルーベリーもち麦おにぎり
・サーモンと大豆のブルーベリーカレー
・ブルーベリー豆乳ラテ
今までなんとなく「スイーツやパンと一緒に食べるもの」というイメージを持っていたので、見たことがない食材の組み合わせにびっくり。
「サーモンとブルーベリーのカレー?肉巻きおにぎり?」と正直味の想像がまったくできず、やや不安な気持ちを抱いていたのですが、食べてみて自分の先入観を反省しました。
『肉巻きブルーベリーもち麦おにぎり』は、意外なことに、ブルーベリーが入っていると気が付かないほどお肉やもち麦の味に馴染んでいました。
柔らかいブルーベリーの実が食感のアクセントになっていて美味しい!

『サーモンと大豆のブルーベリーカレー』は鮭×ブルーベリーという意外な食べ合わせでしたが、トマトソースを使ったカレールーが全体の味に統一感を与える役目を果たしており、風味にまとまりがありました。嫌いな人がいない味だと思います。

『ブルーベリー豆乳ラテ』はエスプレッソの苦みとブルーベリーの酸味がまろやかなソイミルクと合わせることでうまく調和され、ちょうど良いバランスを保っていました。
カップの底に入ったブルーベリーの食感も楽しい!

3つとも今までに食べたことがないメニューでしたが、とても美味しかったので驚きました。
試食会に参加していた取材陣からも「美味しい」「食べやすい」などの声が飛び交っていました。

セミナーと試食会終了後には、レイ・ビリン社長と、清水加奈子先生に個別でお話を伺いました。
レイ社長が語る、ブルーベリーの幅広い可能性

「今年は収穫量が少し減ったものの、甘味が強くて高品質なブルーベリーを出荷することができた」とのこと。ブルーベリーの品質が向上した理由を教えてください。
今年は暑すぎず寒すぎず、ちょうど良い気候だったことが大きな理由です。また、雨が多すぎでも栽培に悪影響を及ぼすので、程よく乾燥した土壌が保てたこともポイントだと思っています。
レイ社長ご自身は毎日どのくらいの頻度でブルーベリーを食べていますか?
毎日です。私は毎日1回しか食事を摂らないので、毎食ということになりますね。
一番好きな食べ方はグラノーラヨーグルトに入れるアレンジですが、お肉やサラダに加えることもあります。
今回はじめてお肉と一緒に食べたのですが、相性が良くてびっくりしました。サラダはどんな野菜と相性が良いのでしょうか?おすすめがあればぜひ教えてください。
私のスペシャルはほうれん草です。生食用のほうれん草(※)とルッコラにスライスしたアーモンドを加えて、ドレッシングとしてブルーベリーをトッピングします。
調味料を使わないのでヘルシーですし、ほうれん草も栄養価が高い野菜なのでおすすめです。
(※)日本には流通していませんが、カナダでは生食用のほうれん草が販売されているそうです。
清水先生が考案した試食メニューのなかでいちばんのお気に入りを教えてください。
カレーです。トマトソースの風味が味わい深くて、とても美味しかったです。
今後日本でどのようなプロモーション活動をしたいとお考えでしょうか。
今までも小学校や、Eスポーツ選手を対象にしたイベントやレシピコンテストなどを開催してきましたが、今後もさまざまな健康ニーズに応える新しい活動ができたらと考えています。
清水加奈子先生が語る、日本人女性の味覚に合うブルーベリー料理

お料理、とても美味しかったです。意外な食材の組み合わせだと感じたのですが、レシピのアイディアはどのように考案されたのでしょうか?
世界の料理を参考に考えました。日本ではあまり受け入れがたい風潮かもしれませんが、欧米ではお料理にフルーツを合わせる事が多いんです。「お肉とベリーは相性が良い」という知識で考案したのが肉巻きおにぎりです。
また、ブルーベリーが持つ酸味と甘みも活かしてレシピを考えました。肉巻きおにぎりのあまじょっぱい風味は醤油とブルーベリーで演出しています。
あとはやはり「栄養」という縛りがあるので、考慮しつつ食材を組み合わせていきました。
今回のレシピでとくにこだわった点があれば教えてください。
カレーやおにぎりには雑穀米を採用してラテのミルクは豆乳に変えるなど、女性が好むヘルシーさを全面に出すよう意識しました。
ちなみにソイラテのブルーベリーは、少しだけレンチンしています。口に運ぶとふわっと潰れるくらいの食感を残したかったので。
また、ブルーベリーはえぐみのある苦さや辛味とは相性があまりよくないので、カレーのルーにはトマトソースを採用し、最後にはちみつを加えることでカレーの辛味とブルーベリーの酸味が喧嘩しないように全体のバランスを整えました。

清水先生にとって、日本人受けする料理とは?
今回のメニューにも登場している「お米」だと思います。あとは醤油など、和の調味料ですかね。
たとえば、サーモンを巻いたカリフォルニアロールも酢飯をブルーベリーで作ると甘味や酸味が強すぎず、マイルドな酢飯になるんです。
私が一番最初にカナダのレシピ開発で考案したメニューはブルーベリー大福でした。
皮と餡それぞれにブルーベリーを加えているのが特徴で、見た目もとても可愛いんですよ。 清水先生考案のレシピ集はこちらから
ブルーベリーはどのくらいの頻度で食べるのが理想ですか?また、冷凍でも効果は変わらないのでしょうか。
毎日適量を食べることが大切です。1日100gくらいを目安に摂取してください。冷凍でも大丈夫です。
日常の料理にブルーベリーを取り入れるコツを教えてください!
ジャムやスムージーとして摂取するのも良いですが、砂糖の代わりにブルーベリーを活用する方法もおすすめです。色も綺麗で、そのままつぶして使えるので……。
調味料として使ってみると料理の幅が広がるかもしれません。

さまざまな可能性を秘めたブルーベリー。いつもの料理や、デザートのお供に、新しい選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。
シルバーバレーファーム
1981年創業。カナダのブリティッシュコロンビア州に広大な農園を持つブルーベリー生産企業。
生産だけでなく冷凍加工やパッケージング、自社ブランド展開まで一貫して手がける。
栽培段階の品質と環境配慮を重視し、サステナブルなブルーベリー普及と地域貢献を目指している。
Home – JA • Silver Valley Farms
清水 加奈子(しみず・かなこ)
管理栄養士。国際中医薬膳師、調理師などの資格も持つ食のスペシャリスト。
フードコーディネーターとして企業の食品開発に携わるほか、多数のメディアでダイエットレシピの提案や監修を行う。

