【ロイズ京都実食レビュー】抹茶と山椒のポテトチップチョコの味は?柚子や黒糖のチョコも
札幌発の「ロイズ」といえば、言わずと知れた北海道スイーツの定番。高品質な素材を使って作られた独創的なチョコレート菓子の数々は、国内外に多くのファンを抱えています。
北海道土産として広く親しまれているロイズですが、京都にもロイズがあるのをご存じでしょうか。その名の通り「ロイズ京都」は、京都の食材を使って、北海道のロイズとはまた違ったラインナップのチョコレート菓子を展開しています。
今回は、一番人気の「ロイズ京都 ポテトチップチョコレート [宇治抹茶と山椒]」をはじじめ、「ロイズ京都」の3商品を食べ比べてみました。
ちょっぴり複雑な味わいの抹茶ポテトチップチョコ
ロイズ京都 ポテトチップチョコレート [宇治抹茶と山椒]:972円
分厚いポテトチップの表面をチョコレートでコーティングしているのは、定番のポテトチップチョコレートと同じなのですが、こちらは鮮やかな緑色。見た目からして「ザ・抹茶!」という感じです。
一口食べてみると、ポテトチップスの塩気と、抹茶チョコレートの甘さ・ほろ苦さがミックスされた、なんとも重層的な味わい。抹茶チョコレートは非常に香り高く、単体で食べても抹茶好きをうならせるおいしさではないかと感じます。
商品名にもある通り、山椒がアクセント。食べる前からどの程度山椒の風味がするのか気になっていたのですが、普通に食べると山椒の風味はほとんどわかりません。しかし、チョコレートコーティングがされていないほうの面を意識して味わってみると、確かに山椒の風味があります。
ただ、山椒がそれほど強く主張しているわけではなく、抹茶チョコレートの甘さとほろ苦さを引き立たせる隠し味になっている程度。
単純にポテトチップとの相性だけを考えるなら、ダークチョコレートないしミルクチョコレートに軍配が上がるような気がしますが、こちらは定番品よりも複雑で大人な味わいが楽しめます。いずれにしても、抹茶が好きなら一度試してみて絶対に損はないでしょう。
食感と味のバリエーションが楽しい柚子の板チョコ
ロイズ京都 板チョコレート[和三盆トフィー&ゆず]:783円
袋を開けてみると、1枚の板チョコが登場。これほど大きな板チョコを手に取る機会はあまりないので、けっこうな迫力です。食べてみると、中から柚子の香りがふわり。
それに加えて、アーモンドの香ばしさとザクザクした食感、キャラメルのような風味のサクサク食感のトフィー(バターに砂糖、水あめなどを加えて高温で炊いたキャンディー)が、ひと口噛むごとに異なる食感と味わいを楽しませてくれます。
甘みと酸味と塩味(隠し味に塩も使われています)が織りなす重層的なおいしさは、まさに大人の板チョコ。特にゆずが好きな人にはたまらないでしょう。
ロイズ京都 黒糖と宇治抹茶のチョコレート:864円
抹茶と黒糖のマリアージュを楽しむチョコ
そして、王道ながら抹茶好きなら間違いなしのチョイスが、「ロイズ京都 黒糖と宇治抹茶のチョコレート」。宇治抹茶を使った層と、沖縄県産の黒糖を使った層からなる、2層のチョコレートです。
中は個包装になっているので、ちょっとずつ大事に食べられますね。表は抹茶色、裏は黒糖色。
口の中でチョコレートがとろけるにつれて、抹茶の豊かな香り、かすかな苦みや渋み、黒糖の奥行きのある甘みが交互に存在感を主張してきます。けれど、それらが決してケンカすることなく一体となっています。
全体を抹茶チョコレートにすることもできたはずですが、個人的には、あえて黒糖とマリアージュさせたのがいいなと。宇治抹茶と沖縄の黒糖、日本の素材の個性がキラリと光る逸品です。
「ロイズ京都」の商品は、京都駅をはじめ、京都とその近郊、催事などで購入可能。京都に行く際はぜひ立ち寄ってみてください。
ロイズ京都
■URL:https://www.royce.com/brand/contents/kyoto/
ピアソン編集部