台湾発「サニーヒルズ」のパイナップルケーキを実食。こんなに果肉感あふれるパイナップルケーキ、見たことない!
以前から台湾土産の定番として親しまれてきた「パイナップルケーキ」。2010年代後半からの台湾ブームもあり、日本でもすっかり身近な存在になりました。
「ケーキ」といっても、パイナップルケーキは、ジャムのようなパイナップル餡をクッキーのような生地で包んで焼いたもの。本場台湾では、たくさんのお店がパイナップルケーキを販売し、その人気を競っています。
台湾で人気のパイナップルケーキの中で、日本で入手できるものの筆頭が「サニーヒルズ(微熱山丘)」のパイナップルケーキ。果実の風味がギュッと詰まったまじりっけなしのパイナップルケーキを実食してみました。
台湾発「サニーヒルズ(微熱山丘)」とは
サニーヒルズは、2009年に台湾中部の南投県で誕生したスイーツブランド。太陽が燦燦と降り注ぎ、いたるところにパイナップル畑が広がるパイナップルの産地だからこそ、パイナップル本来の風味にとことんこだわっています。
もともとは通販限定でしたが、あまりの人気ぶりを受けて実店舗がオープン。その後、台湾内で台北や高雄に店舗網を拡大し、2013年オープンの南青山店を皮切りに、日本でも東京(南青山、GINZA SIX、ISETAN Seed)と大阪(ルクア大阪)に常設店舗を構えています。
イートインスペースを備えたサニーヒルズ青山店では、パイナップルケーキをまるごと1個試食できるので、実際に食べてから購入を決めることもできますよ。
台湾産パイナップルを100%使用
手描き風の自転車坊やと後ろを追いかける犬、ハチが描かれた紙箱に入ったサニーヒルズのパイナップルケーキ。ほのぼのとしたパッケージからも、サニーヒルズの故郷・南投ののどかな雰囲気が伝わってくるような気がします。
サニーヒルズのパイナップルケーキの一番の特徴は、餡に台湾産のパイナップルを100%使用していること。「パイナップルケーキなんだから当たり前でしょ」と思われるかもしれませんが、「パイナップルケーキ」といっても、冬瓜などの混ぜ物が入っていることも多く、まじりっけなしの純粋なパイナップルケーキは意外と貴重な存在なのです。
パイナップルケーキというと、丸い形あるいは四角い形をした平べったいものを思い浮かべるかもしれませんが、サニーヒルズのパイナップルケーキは分厚い長方形。一般的なパイナップルケーキよりもサイズが大きいので、ひとつでもずっしりと食べ応えがあります。
これぞ「パイナップル好きのためのパイナップルケーキ」
包丁を入れてみると、繊維質たっぷりのパイナップル餡がお目見え。台湾に行けば「おいしい」と評判のパイナップルケーキはたくさんありますが、これほどまでに果肉がぎっしり詰まったパイナップルケーキにはなかなかお目にかかれません。
口に運んでみると、パイナップルのおいしさが凝縮されたパイナップル餡の豊かな風味に目を見張ります。ショ糖や麦芽糖を加えてはいるものの、パイナップル餡の甘さのほとんどは果実由来のもの。甘味と酸味の両方が濃厚でありながら、甘すぎないので、たっぷりの日差しを浴びて育った台湾産パイナップルのおいしさをそのまま味わえます。
どこか野性味を感じさせるパイナップル餡と、バターの風味豊かなリッチなクッキー生地の相性は抜群。台湾にパイナップルケーキは数あれど、「パイナップル好きのためのパイナップルケーキ」という点において、サニーヒルズの右に出るものはいないのではないでしょうか。
サニーヒルズ
■URL:https://www.sunnyhills.com.tw/index/ja-jp/
ピアソン編集部