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〜後編②〜 飛騨市・高山市の雄大な大自然の中でアクティビティを満喫する旅

ひだ森のめぐみで薬草を使用した手作り体験

ひだの森のめぐみは、FabCafe Hidaの並びにある

飛騨市は森林が面積の9割以上を占めているそうで、245種類以上の薬草が自生していることから、同市では『薬草フェスティバル』などのイベントが定期的に行われています。そして、薬草体験施設のひだの森のめぐみでは、薬草を使用したワークショップが常時行われています。

飛騨の植物や薬草も展示されている

店内の2階にワークショップスペースがあり、「薬草香り袋づくり」や「薬草入浴剤づくり」、「薬草七味づくり」などを学んで持ち帰ることもできます。

中でもお勧めしたいのが「薬草七味づくり」。色どりと薬効を考えながら、薬草を詰めていきます。

カラフルな薬草を入れる順番を考えて層がハッキリするように詰めていきます
なかなかうまく縞にはなりませんでしたが個性的でかわいい

出来上がった七味は、飛騨のお土産としても最適。その他に、薬草茶や薬草の粉末などを販売しており、スタッフの方から薬草の特徴についてなどを説明してもらえたり相談に乗ってもらったりできます。いつまでも健康でいてほしい大切な人へのプレゼント選びにも最適。

ひだ森のめぐみ
◾️場所:岐阜県飛騨市古川町弐之町6-7
◾️電話:0577-73-3400
◾️時間:10:00~16:00
◾️定休日:年末年始
◾️公式サイト:http://www.city-hida.jp/yakusou/

二十四で絶品チーズスイーツに舌鼓

2022年11月にオープンしたチーズ菓子のお店、二十四は、老舗料理旅館の八ツ三館が経営するお店。同旅館で提供している「チーズテリーヌ」などを販売しています。

飛騨の広葉樹を使用したテーブルは、桜や栗、胡桃など、それぞれ木の種類が違うのも面白い。
飛騨の広葉樹を使用したぬくもりを感じることができるイートインスペースでの飲食もできます。

口当たりなめらかなチーズの素材本来の味が楽しめる「チーズテリーヌ」(1本 2,200円)

提供しているお菓子は、隠し味に飛騨古川で醸造された日本酒を使用するなど土地ならではの素材を使用し、食感や風味を際立たせることにこだわっています。

「テリーヌとサンド食べ比べ」(750円)※サンドのフレーバー2種はランダムです
ピンクペッパー、塩、山椒をトッピングして味変が楽しめる

「バターサンド」や「チーズテリーヌ」は、お土産でも販売しているのですが、保冷時間があまり長くないので、持ち歩きが長くなりそうな時は、配送または公式サイトでの購入がよいでしょう。

二十四
◾️場所:岐阜県飛騨市古川町向町1-8-29
◾️電話:0577-57-8204
◾️時間:10:00〜17:00 ※曜日により変動あり
◾️定休日:水・木休
◾️公式サイト:https://24-nijushi.com/

趣のある瀬戸川や白壁土蔵街でのんびり散歩

飛騨の匠の足跡、匠の技術、道具を展示している〈飛騨の匠文化館〉

“高山の奥座敷”と称されている「飛騨古川」は、飛騨に残るもう一つの古い町並みとして知られています。京都などの古都のように、碁盤状に町割りされた町は500mも続いていて、古い町家が醸し出す雰囲気や四季折々に見せる風情ある景色が魅力的。

【瀬戸川】

飛騨市古川町の一番の名所、瀬戸川と白壁土蔵街に沿って建っている「円光寺」

白壁土蔵やお寺の石垣など趣きある町並みは、散策にちょうどよいロケーション。白壁土蔵のそばに流れる「瀬戸川」には、1,000匹余りの色とりどりの鯉が泳ぎ、城下町らしい風情と情緒が楽しめます。

鯉のえさも販売しているのでおやつをあげることもできる

鯉は11月下旬から4月上旬まで越冬のため、増島城跡の池に引越しをしていますので本格的な冬になる前に訪れることをおすすめします。

【三嶋和ろうそく店】

連続テレビ小説「さくら」の舞台となった、三嶋和ろうそく店
タイミングが良ければ和ろうそくを制作しているところも見学できる

三嶋和ろうそく店で作られている和ろうそくは「生掛け和ろうそく」と呼ばれ、自然由来の材料でできています。現在、全国に20〜30軒ほどしかない和ろうそく店の中でも、すべて手作りなのは全国でも数少ないそうです。

三嶋和ろうそく店
公式サイト:https://mishimacandle.stores.jp/about

【蒲酒造場】

蒲酒造場は「白真弓」の銘柄で知られており、お酒の試飲や予約をすれば蔵見学もできる

古川の町で創業300年以上という老舗の造り酒屋の蒲酒造場は、主屋をはじめとする建物が国の登録有形文化財に指定されています。その他にも「蓬莱」の銘柄で知られる渡辺酒造店も歴史ある建物ですので立ち寄ってみては。

蒲酒造場
公式サイト:https://www.yancha.com/

【蕪水亭 OHAKO】

「役草」のシロップをトッピングしたソフトクリームも気になる

明治3年創業の老舗旅館〈蕪水亭〉が経営している同店は、薬草を使用したランチプレートやスイーツなどが味わえるカフェです。他にもおしゃれなカフェが次々に誕生しており、地元の食材を使用したスイーツなどの食べ歩きも楽しめます。

飛騨市観光サイト: https://www.hida-kankou.jp/product/256

飛騨古川まつり会館でお祭り体験

外から見るより中が広く、展示物が見応えある飛騨古川まつり会館

飛騨古川で、年に一度4月19日、20日にしか見ることができない「古川祭」をいつでも体験できる〈飛騨古川まつり会館〉は、“動”と“静”の織りなす起し太鼓、古川祭を4Kシアターで上映。臨場感ある映像と音響で楽しむことができます。

見応えのある映像は祭りの参加者の熱気まで伝わってくる
屋台をはじめ起し太鼓や奉納と道具などを展示

館内には、常時本物の古川祭屋台が3台展示されており、からくり人形の操作体験、起し太鼓の試し打ち体験もできます。

高さ約3.5mの「付け太鼓」棒の上で行われる曲芸「とんぼ」を、実際に体験できる低い付け太鼓もある。

ハイビジョンの4倍という高精細な映像を大型スクリーンの臨場感あふれる映像や豪華絢爛な屋台などを見学し、帰るころにはすっかりお祭りに参加したような気分になれました。

飛騨古川まつり会館
◾️場所:岐阜県飛騨市古川町壱之町14-5
◾️電話:0577-73-3511
◾️時間:3月~11月 9:00~17:00、12月〜2月 9:00~16:30
◾️定休日:年末年始休
◾️公式サイト:http://www.okosidaiko.com/

秋の旅にぴったりな岐阜県飛騨市・高山市を今回は前編、後編に分けて紹介しました。
今年の秋は、風情と情緒豊かな飛騨市・高山市の美しい景色と出会ってみては?

ピアソン編集部

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